「大学受験は本人に任せておけばいい」
長男が高校2年生の頃、私はそう思っていました。
もう高校生なんだから、親があれこれ口を出す必要はない。
学校でも先生から入試の話を聞いているのは本人だし、本人が自分で考えて進めればいい。
そんなふうに思っていたんです。
ところが、長男の大学受験を終えた今ならはっきり言えます。
大学受験、親もちゃんと情報収集したほうがいい。
もちろん、受験するのは子ども本人です。
だからこそ、本人の「こうしたい」という気持ちは大切にしたい。
でも、親が情報を集めておくことと、子どもの意思を尊重することは、別の話だったんですよね。
長男は「一般受験で頑張る」と決めた
長男が高校3年生の夏。
三者面談で、長男は「一般受験しかしません」と自分の意思をはっきり伝えました。
学校からは推薦の話もいただいていたのですが、本人は一般受験で頑張りたいとのこと。
私は「本当に大丈夫かな?」という気持ちはありました。
でも、本人がそう決めたのなら、その気持ちを尊重しよう。
そう思って、推薦は受けず、一般受験に向かうことになりました。
当時の私は、
「大学受験は本人が頑張るもの」
という気持ちが強く、入試について自分で詳しく調べることもしていませんでした。
そして9月頃、同級生が推薦で受験すると聞きました。
「へぇ、推薦で受けるんだ」
そのときは、それ以上深く考えることもなく、長男はそのまま一般受験に向かっていました。
まさかの「こんな入試があるの?」
そんな私が大学のホームページを初めてしっかり見ることになったのは、総合型選抜の出願期間が始まる頃でした。
長男が一般受験で受けようとしていた大学のホームページを見ていたんです。
そこで、私はある入試を見つけました。
併願可能な総合型選抜。
「えっ!?こんな入試があるの?」
一般受験しか考えていなかった私にとっては、まさに寝耳に水でした。
その日のうちに学校から帰ってきた長男に、
「お願いだから、総合型受けてください!」
と頼みました(笑)。
もちろん長男は、最初は渋々です😅
でも、私にはもう一つ伝えたいことがありました。
「浪人はさせられないよ。うちには浪人させられるだけのお金の余裕はないから」
本人の「一般受験で頑張りたい」という気持ちは尊重したい。
でも、親としては、できるだけ合格の可能性を広げておきたい。
そんな気持ちで長男と話し、なんとか総合型選抜を受けてもらうことになりました。
親子で大急ぎの総合型選抜
長男が渋々ながら納得してくれた翌日、学校の先生に相談。
そこからは、もう親子で大慌てです。
志望理由書を書いて、内容を確認して、必要書類をそろえて……。
親子でバタバタしながら、なんとか出願しました。
ただし。
本人にとって、そこは第一志望の大学ではありません。
しかも「一般受験で頑張りたい」と思っていたところに、母にお願いされて受けることになった総合型選抜。
出願時にアップロードする証明写真を撮るときも……
めちゃくちゃ不機嫌🤣🤣
「もうちょっと普通の顔してよ!」
と言っても、本人はいたって不満顔(笑)。
そして後になって知ることになります。
その写真……
合格後の学生証の写真になるんです🤣
「ちょっと待って!この顔、大学4年間使うん!?」
母、まさかの展開です(笑)。
受験には親も付き添いました。
▶ 大学受験、親はどこまで付き添う?オープンキャンパス・受験に同行した我が家の場合
そんなこんなで出願した総合型選抜でしたがありがたいことに合格をいただくことができました。
合格したら、今度はお金の問題
合格が決まったら、次は入学金と前期授業料の納入です。
ここで気になったのが、
「もし第一志望の大学に一般受験で合格したら、こっちに払ったお金はどうなるの?」
ということ。
確認すると、他の大学に合格してそちらへ進学する場合、前期授業料などは返還されるものの、入学金は返ってこないとのことでした。
つまり、第一志望や第二志望に合格した場合、この入学金は戻ってきません。
我が家にとっては、結果的に「捨て金」になるかもしれないお金。
「第一志望に受かれば仕方ない!」
そう思って、入学金と前期授業料を納めました。
……でも。
そうはならなかったんですけどね😂
第一志望・第二志望は一般受験へ
第一志望、第二志望の大学の一般受験は1月。
お正月が終わったら、すぐに出願です。
ここでは、長男一人に任せるのではなく、私も一緒に入試要項や出願内容を確認しながら、親子で出願しました。
そして合格発表。
結果は……
不合格でした。
第一志望も、第二志望も。
結局、長男は総合型選抜で合格をいただいた大学へ進学することになりました。
この経験をして、私はようやく気づきました。
子どもの意思を尊重することと、親が情報収集することは別の話なんだ。
子どもに決めさせる。
でも、そのための選択肢を知らなければ、そもそも選ぶことができません。
だから次男のときは、少し早く動いた
そして次男。
長男の経験があったので、次男の大学受験では、少し早くから情報を見るようになりました。
高校1年生の頃から、なんとなく大学のホームページを見たり。
まだ志望大学も、学部も決まっていませんでした。
だからこそ、
「まずは何を学びたいのかを考えよう」
と思いました。
高校2年生の夏には、2校のオープンキャンパスへ。
ただ大学を見るだけではなく、あえて違う学部の模擬授業を受けてみました。
経済学部と商学部。
私自身も、
「経済学部と商学部って、何が違うんだろう?」
という感じでした(笑)。
実際に模擬授業を受けてみると、商学部では身近な商品のことを扱ったり。
一方、経済学部では、過去のデータから読み解いていくような内容で、
「経済って、意外と数学を使うんだ!」
という発見もありました。
学部名だけを見ていても分からなかったことが、実際に授業を体験することで少しずつ見えてきたんです。
そして次男自身も、いろいろな情報を知る中で、自分が興味を持てる分野を考えるようになりました。
「推薦」という選択肢も早くから伝えた
そして、長男の受験を経験した私が、次男に早くから伝えたもう一つのこと。
それが、推薦・総合型選抜という選択肢でした。
「こういう入試もあるよ」
と、まずは選択肢として伝えました。
もちろん、そこからどうするかを決めるのは次男本人。
私が「推薦で行きなさい」と決めたわけではありません。
その話を踏まえて、次男自身が高校1年生の頃からいろいろなことに挑戦しました。
ボランティアをしたり、ホームステイに行ったり。
学校の探究の授業にも取り組み、コンテストにもグループで参加しました。
そして、そのコンテストではグループで入賞することもできました。
長男のときには、高3になってから慌てて知った「総合型選抜」。
次男のときには、早い段階からその選択肢を知っていたことで、そこに向けて高校生活の中でできることを考える時間がありました。
高3では「どの大学に行きたいか」を決める
そして高校3年生になった次男。
先日のオープンキャンパスでは、今度は学部を探すことが目的ではありません。
すでに興味のある学部が絞れてきたので、実際に大学を見て、
学校の雰囲気や施設などを比較する。
そんな見方に変わっていました。
実際に足を運んで比べてみて、
「ここに行きたい」
と思える志望大学を決めることができました。
高校2年生の頃には「どんなことを学びたいのか」。
高校3年生では「どの大学で学びたいのか」。
同じオープンキャンパスでも、目的が変わっていたんです。
長男で失敗したからこそ、次男では早く動けた
振り返ってみると、私は長男の大学受験で、
「本人に任せればいい」
と思いすぎていたのかもしれません。
もちろん、最終的に決めるのは子ども本人。
親が進路を決める必要はないと思います。
でも、
子どもが自分で決めるために必要な情報を、親子で集めておく。
これは親ができることだったんですよね。
長男のときは、入試方式についても、大学についても、私自身が知らないことがたくさんありました。
だから次男のときは、少し早く情報を集めるようになりました。
「こんな入試もあるよ」と選択肢を伝える。
オープンキャンパスに一緒に行く。
実際に授業を受けてみる。
大学や学部について一緒に調べる。
でも、その先で何を選ぶのかは本人に任せる。
長男の受験を経験したことで、私の「親の関わり方」も少し変わったんだと思います。
大学受験は、子どもが主役。
でも、親は舞台袖で情報収集係くらいはしておいてもいい。
むしろ、やっておけばよかった😂
今、次男は総合型選抜に向けて準備中。
長男のときには知らなかったことを、次男では一つずつ知りながら進んでいます。
さて、次男の大学受験。
ここからどうなるのか。
母はまだまだ落ち着きません🤣

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